- 自分と向き合い、人と向き合う -

みずがきひろみみずがきひろみ◆カウンセラー

自分の抱える問題を何とかしたいと思い、カウンセリングや心理学の講座を受講していた私が、こちらのスクールを知ったのは99年の春でした。折しも、東京で初めてワークショップが開催され、興味半分で参加したのですが、予想以上の内容の濃さに感動というよりショックを受けたのを今でも覚えています。それまで私が知っていたカウンセリングとは比べようもないほど心の深いところを揺さぶられる体験をしたからでした。

私は、もともと、何事も、まず頭で理解し、自分で考えたいタイプなので、理論を学ぶこと以上に心の体験を重んじるこのスクールのスタイルにとまどい、抵抗したい気持ちになったこともあります。でも、自分が、心の奥底では、この体験を喜んでいるのも感じられて、迷ったときもそんな心の「喜び」を信じて、ここで学び続けました。

自分もカウンセラーという職業を選択して、あらためてそんな自分の心の体験を信じてよかった、と思っています。

理論や技術、スキルは、カウンセラーであるかぎり、ずっと学び続けるものでしょう。それこそ多くの本が書かれ、さまざまな講習会もありますから、自学もできますし、他のところでもいいものが学べます。でも、このスクールほど、「人は人との関係性の中で癒される」ことを体験的に学べるところは少ないと思うからです。

「受容」というのがどういうことか、「愛」をもって人と向き合うというのがどういうことなのか、そして、人が癒されるためには、この「受容」や「愛」がどうしても必要なのだ、ということを体験として学べるので、感覚として身につきます。

カウンセラーというのは、人と向き合う仕事ですが、それはつまるところ、自分と向き合う作業でもあります。自分は、どれだけ「受容」できるのか、どう愛せるのか、それを常に問いかけられる仕事だからです。

そんな仕事を続けるうえで必要な、「愛したい」と思う「心の姿勢」と、誰もが美しい心を持っているということ、そして、人と関わり続けるために、自分の限界を知り、それを超えていく勇気の大切さを私はここで学びました。
それは、今の私にとって、かけがえのない宝物です。